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東屋書店

一つのブログは一冊の本である

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仕事を辞めたい人へ

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ファイル:RWS Tarot 00 Fool.jpg - Wikipedia

なぜなら大アルカナ0番の愚者は0番が故にあまねく世に存在するからである。

僕は既に会社から退職した身である。

 何故前職をやめたのかというと、色々大義名分はある物の結局の所僕は前の会社で「あてがわれた仕事が出来なかった」いわゆる給料泥棒だったのである。

 このレッテルは当時僕自身が断固として認められなかったものであり、僕のしたい仕事はコレではない、人間関係がどうの、給料がどうのと色々はぐらかしてきたが、今ここに来て「ああ僕はあそこで必要とされていた仕事が出来ていなかったんだなぁ」と素直に認めることが出来るようになった。*1それは、待遇は落ちるとは言え僕が新しく勤め始めたことと関係が無いとは言いきれない。

 

 この職場に来るまでは色々あった。色々と言えば聞こえは良いが、前職からガラリと職種を変えて面接に落ち、僕を必要としている会社は無いんだと事業を興そうとしてみたり、要は様々なことに挑戦した人生で2度目のニート期間だった。 

 奇妙なことに前回のニート期間と今回のニート期間は丁度半年であり、ニートが明けた後まるで別人のように変わった生活をしていれば良かったのだが、一般人が半年やそこらぷらぷらしているだけで成功できるのなら自己啓発ビジネスがこうも繁盛している理由にはならない。悲しいかなごく普通の人間は青臭いほど地続きの人生を送るよりほかはないのである。

 

 とはいえ、愚者は経験から学ぶという言葉もある通り、愚者たる僕がこのニート期間で分かったこと学んだことをこのブログに書くことは広く公共の役に立つかも知れぬ。なぜなら大アルカナ0番の愚者は0番が故にあまねく世に存在するからである。

 

こうして金を貯め運用をする知識をつけなければ、極論近い将来明らかに自分の心が破壊されるであろう事を悟ったとしてもあなたは心が壊れるまでその仕事を続け、壊れた後もその仕事を続けなければならないのである。

 

 学んだことの1つはやはり仕事を辞めるには金がいると言うことである。

 金・かね・カネ。地獄の沙汰も金次第か、金などに自分は縛られたくないのだとあなたはお嘆きになるかもしれないが、これが無ければ何も始まらないのである。新しい仕事を見つけるための行動費として金はいくらでも出て行くし、そもそもの生活費を支払わなければならない上に無慈悲にも税の取り立てがやってくる。

 ああ、愛しき金よ。お前の話は聞けば聞くほど嫌になる。笑い事ではなくここで金が払えなくなったら詰みである。

 

 こうならないためにどうすれば良いのか? 

 簡単な事である。今のうちに貯金をしていくのだ。収入の10%も貯金すれば良いだろうボーナスも半分以上を貯金に回すことを推奨する。そして余裕があれば投資についての正しい知識を調べた上で適切なリスクとリターンの配分を設定し、労せず金を増やす方法を知るのだ。

 こうして金を貯め運用をする知識をつけなければ、極論近い将来明らかに自分の心が破壊されるであろう事を悟ったとしてもあなたは心が壊れるまでその仕事を続け、壊れた後もその仕事を続けなければならないのである。

 

仕事について思い悩み心身共にぼろぼろになった自分が社会復帰するのであれば親に頼るのは優れた一手である。

 学んだことの1つは窮したとき親に頼ることは恥ではないと言うことだ。

 親に頼るのは恥ずかしいという価値観がある。少なくとも僕は持っていた。そしてそれは親に頼らない自分という偉ぶった自尊心として存在していたように思う。今だから言えることはこんな物捨ててしまったほうが何倍もこの世は生きやすくなるという事だ。仕事について思い悩み心身共にぼろぼろになった自分が社会復帰するのであれば親に頼るのは優れた一手である。

 よほどの人でなしで無い限り、親は子が窮したときに伸ばした手を掴む。その掴み方は数あれど、少なくとも暖かい食事と寝床を用意するだろう。安心安全な場所でしかも誰かがそこにいる。これらが心に及ぼす影響は途方もなく大きい。永遠でなくてもこの世には確かに自分の居場所があると自覚すると心に少しだけ余裕が出来る。この余裕が疲れ切った心を優しくもみほぐすのである。

 

 コレを見ている多くの人は今現在一人暮らしをしているのだろうか? そうで有れば最近いつ親と連絡を取っただろうか? もちろん毒親と称されしクズ中のクズがこの世に存在することは確かである。しかしそうではなく自分の親はごく普通の親であると信じているのであれば、日頃から連絡を取り合い縁を深くすることが重要である。

 そして不幸にも毒親の元に生まれてしまった人は、最悪の事態が起こったときに速やかに避難出来る場所を日頃から探し整えておくことで対処出来るだろう。そうして、どちらにも言えることだが、いざというときに逃げられる場所があると心に余裕が出来る。この余裕が感覚麻痺した思考回路を退職へと導くのである。

 

必ず、必ず、必ず失業保険は自分を殴ってでも申請するように。

 学んだことの1つは行政の支援は受けた方が良いという事である。

 特に失業保険は必ず受けたほうがいい。特に僕のように背水の陣と称して自主退職の給付3ヶ月保留措置を3ヶ月以内に仕事が決まったら同じ事では無いかと申請しないのはもってのほかである。

 

 と、言う言説を見て知っていながら、「よし僕は必ず失業保険を申請しよう」と思っていても退職後の解放感から来る万能感から怠る可能性があるので

 

必ず、必ず、必ず失業保険は自分を殴ってでも申請するように。

 

 さもなければ、3ヶ月後に尋常じゃない速度で減り行く貯金を見ながら「申請すれば来月いくらいくら入ってきていたのに」と計算しながら悔やむ気持ちを想像してくれれば良いだろう。もし想像出来なかったらその身をもって嫌というほど知ることになるので次に活かせば良い。

 そして、同じく行政の支援である職業訓練校だが出来るだけ行った方が良いだろう。特に重機やボイラー操作と言ったいわゆる土方・メンテナンス系の訓練内容があればコレを良い機会として、なんとしてでも取るようにした方が良いだろう。確かにネットを使いこなす諸君枯らしてみればブルーカラーという偏見はあるかも知れない。

 しかし、それでも推す理由はほかのどんな訓練よりも圧倒的に潰しがきくからだ。若ければ若いほどそうした免許や経験を持っていれば採用される。と言うのも僕は免許を持っていないにも関わらず今の職場にフォークリフトの運転経験があると言うだけで採用されたからだ。前職様々である。

 実は高所作業車などいくつかの修了証や免許は1日講習を受けるだけで貰えたりするのでニート中でも取ることが出来るので狙った方が良いだろう。もちろん何も仕事を辞めた奴は全員ブルーカラーになれと言っているわけではない。こうした作業員の人手不足は年々増えていきこれからの需要はうなぎ登りである。そして増えてきているとは言え女子であればまだまだ紅一点のような形になる事がままあるのでその点は覚悟した方が良いだろう。要はそうした潮流に乗りいったん足場にするつもりで現場に入り金が貯まったところで再度という選択肢も持っていた方が良いと言うだけの話だ。

 

最後に仕事を辞められないと思っている人へ

 つらつらと学んだことを語ってきたがそれでも辞められない人間は結局の所世間体で雁字搦めにされているという事だ。僕は少しばかり度胸があるのでニート期間中、前職の新入社員歓迎会+僕の送別会とオフ会や小学校の同窓会に出席して、多少顔が強ばりながらニートであると正直に言った。その結果オフ会ではニートであると言えば羨ましがられ、引き続き小学校の同窓会でも羨ましがられたり感心された。送別会でも何故か羨ましがられた。もちろん一部の人間は口先だけで内心見下したりゴミクズだと思われたかも知れない。しかし、それを表情に出す人間は誰もいなかった。誰しも大人な対応だった。 

 そうしたとき僕は「何故この人は僕のことを羨ましがっているのだろう」と相手を見ていた。うんうんと考えてようやく「ああそうか。実際の所、誰も僕がどこで働いていようが何をしていようがどうでも良くてただ自分が堂々とこうであると言えていることを羨ましく思っているのかも知れない」そう思った。

 であるなら僕はどんなときでも出来るだけ堂々と受け答えをしようではないか。そうすれば今の仕事を見つけたようにこれからも道は開けていくだろう。

 

 

 願わくば締まりの無いこの文章を読んであなたが新しいカードを引くことが出来る糧になれば幸いである。

 

 

*1:コレはネットだから言えることであり、リアルで友人や前職の人に「僕仕事できなかったんすよねぇ」とは口が裂けても言うことはない