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明日、機械がヒトになる ルポ最新科学-海猫沢 めろん (著)-読了記





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 どうもふしめろです。久々の読了記ですが、この本を読みました。いや、本は一杯読んでるんですよ。書いてないだけで。

テクノロジーはぼくたちの想像力を超えはじめている――AI(人工知能)、ヒューマノイド、3Dプリンタ、センサーテクノロジーなど、現在進化しているテクノロジーには、「人間」や「知性」の意味を変えてしまうほどの可能性が秘められています。
機械はどこまで人間の領域に進出するのか、ときには人間を凌駕していくのか。
小説家・海猫沢めろんが最先端の研究を行う7人の科学者を訪ね、「人間化する機械」と「機械化する人間」、その両方がぶつかり合う境界を見つめ、「人間」について考えます。
cakesで連載された科学ルポを書籍化。「人間」の定義が揺らぐ今、知っておきたい科学の最前線が1冊で分かります。

この本は小説家の海猫沢めろん氏が科学者と対談すると言う形式を取っている。書籍は意外と分厚く、文字の量に圧倒されるが非常に読みやすい。 さくっと読めるのでキンドルで購入するのがお勧めである。

狂気の8人

さて、この本の魅力と言えば著者の海猫沢めろん氏に至るまで登場人物がヒトと機械の狂気に満ちているところだろう。

例えば初めに出てくるSR技術に関しても虚構を現実にする技術という題に偽りなく文章からその異常性がプンプン漂ってくる。氏の体験された内容を想像すれば想像するほど、気持ち悪く思えても来るし体験してみたいとも思えてくる。

また、アンドロイドの章で出てくる話はまさしく、ヒトと機械の境界線を探っていくような話だ。インタビューされる石黒氏の純粋な狂気に浸ってみるのも悪くはないだろう。

まとめ

短いがまとめると、非常にさっくり読めてしまうので書籍で買うのはやめた方がいいのかもしれない。キンドルで買ってさっくり読んだ方がいい。

これは書籍で買ってしまった僕の反省点だ。

難しい内容だがそれでも、すらすらと内容が頭に入ってくるのは海猫沢めろん氏の文章力に他ならないだろう。

ご一読をオススメする。