最近時間を無駄に過ごしている気がする
休みの日に動画を見ることが増えてきた。主に見るのはyoutubeとNetflixだが、まあ時間を吸われる。
鬼のように吸ってくる。確かに一動画10分とか20分とかするのでそれを三本も見たら一時間を平気で超える。きっつい。
でもまあそんなもんかなともおもうし、以前より限られた時間を有意義に使わなければと思う気持ちも下がってきて、時間を浪費することに贅沢や快感を覚えるようになった。
1時間あればこれもできた、2時間もあればあれもできたと思うことが少なくなった。
セネカ曰く、金のことになるととやかく言うやつが多いが時間を浪費することについては鈍感な奴らばかりだ。どちらが重要か考えたら時間なのにとのこと。
確かにその通りだが、時間を有効に使うということは何だろうなぁ。難しいんだよなぁ。どのくらい難しいというとお金を有効に使うくらい難しいんだよなぁ。
正直いって一角の人物になるんだという20代のあのギラギラした思いが醸し出した、時間を有効に使わなきゃいけない! たくさん勉強しよう! セミナーに行こう! の行動から導き出された結論。
僕は無能で体のいいカモという事実。
それを受け入れるには十分金も時間も使ったので、30代はそんなことを思わず贅沢に時間を面白そうなことへ時間を使っていこうと思う。
20代のギラつきは何だったのか?
最近自分の20代に起こっていたあのギラつきは何だったのだろうかと考えている。
一定の理由付けをして、「あのときああだったバカだったよなー」とレッテルを貼って気恥ずかしい過去を倉庫にしまい込みたいのだ。
理由としてはいくつか挙げられる。
資本主義のレールに乗っていた
父が自営業で金至上主義の人間だったのでその影響をある程度受けたからかもしれないが、自分もある程度金至上主義だった。
大金を稼がねば!! という気分になっていた。そうして大金を稼ぐためにいろいろやったが、まあそんなにうまいこといかず頓挫しており、最終的には自己啓発セミナーと最近結構はやっているプログラミングの学習するやつに100万くらい使った気がする。
あまり進んで思い出したくない。
今にして思えば、なんてバカなことをと思うが、当時は自分の力で金を稼ごうと必死だった。サラリーマンが好きじゃなかったともいえるが。
後今でこそ落ち着いたが金遣いも大分荒く、毎月給料やボーナスがはいったら風俗行ったりキャバクラの代わりにライブチャットで金を落としていたので、宵越しの金を持たない感じの生活をしていた。
今思えば本当になんであんなに金遣いが荒かったのかもわからん。
自分の中の核がなくて不安だった
ただ考えるに、自分の中に何か核となるものが全くなかったのが原因な気もする。
心のよりどころのようなものが何もない。
学業も落ちこぼれ、恋人もいない、打ち込んだこともない。遊びもゲームも中途半端。
そんな感じの人間だったので、一時期、「何も面白いゲームがない。やることもない。何かを面白いと思うこともないただ生きてるだけ。人生無意味だ」みたいなことを考えていた時期もあった。
そして社会にでると自分と似たような人は少なく、なんか一つ核っぽいのを持っている人ばかりに出会う。そうでなくても仕事は大変だけど人生それなりに楽しそうに生きてる人ばかり出会い、自分がずっと人生の不安感を持ちながら生きてることがどうしようもなくミジメに思えてきて、俺も人生楽しいんだぜとばかりに認められたいよう感じで風俗なり無駄遣いに使ってきたんだろうなと今にしてはおもう。
当時はなぜか金が減ってるみたいな感じでわからなかった。
心によりどころがないので、それを外部に得ようとして四苦八苦していたのだろう。
そして30代への道で全部どうでもよくなる
とはいえギラつきを否定するわけでもない。ギラついてるから金とか核を得る人もいる。僕は得られなかった。それだけである。
ここまで読むと得られなかった失望を胸に今後の人生を歩む。みたいな感じだと思うのだが実際はなんかそうならない。正直全部どうでもよくなって来ている。
結婚とか子供が欲しいとか20代前半とかは思ってたけど、今はもうどっちも気にしていない。なんか結婚したらすぐ離婚しそうな気がしている。まあ彼女は出来てみたいけど、それも出来たらいいなぐらいで本気で思ってない。
お金が欲しい!!と思ってたけど、じゃあどのくらいお金欲しいのと思ったら年収500あるとすげーいいよね!位の肌感覚で、実際何欲しいのといわれると、そんなに欲しいものがない。
最近はバイクが欲しいけど、それも50万とかそのくらいでものによっては10万とか。1000万のなんかが欲しいとかそういう話じゃない。
多分僕の幸せって大分安いんだと思うなぁ。5000円のステーキより100円ハンバーガーの方がうまいみたいな感じ。
いったんそこを突き詰めて考えて見ることにする。安い幸せで最高に満足できる方が面白い。