どうもふしめろです。
ふと思ったんだが、作詞か作曲のどっちかできれば普通に一曲作れるよな? そして出来た曲をネットに公開すれば投資額は回収できるんじゃねえの?
と思いついたのでつらつらと書き綴っていきます。
素人が今すぐ出来るのは作詞くらいか?
さて、もしも完全未経験の僕が唐突に歌唱曲を創りユーチューブやニコニコ動画に公開しようと思い立ったとき、ネックになるのはどう考えても作曲だ。曲なんて創ったこと無いしね。楽器もほとんど触れない。
と言うわけで現状かろうじて何とかなりそうなのは作詞なので、何ヶ月か掛けてえんやコラと作詞してみたとする。
こうすると手元に歌詞が生まれる。
出来ないものは出来ないので才能がある人に外注する
そして、できたてほやほやの歌詞を曲と結婚させなければならないのだが、どうも巷には作曲サービスなる物がごまんとあるようだ。
最低五万円台からやってくれるようだが、そのプランはBGM的な物を想定しているはずなので、予算は一曲30万円ほどを見込んでおけば良い線なのではないだろうか?
また、自分の好きな曲を創る作曲家にコンタクトが取れて予算の折り合いが付くのであれば申し分ないだろう。
できれば初音ミクに対応してほしい
さて、誰に作曲を頼むにしても可能であれば初音ミクに自分の歌詞を歌わせてほしい。
理由は以下の通りだ。
人間に歌わせるとレコーディングがめんどくさい
歌唱曲であるため曲を公開するときには必ず誰かが歌わなければならない。*1その時に人間が歌うとまた雇わねばならなくなるし、レコーディングの調整などに膨大な時間がかかる。それに録音スタッフも雇わなくては成らない。
別に雇わなくても自分で歌えば良いのかもしれないが、レコーディングの煩雑さは到底許容できるものではない。
その点、初音ミクならレコーディングの煩雑な作業をしないですむ。また、作曲家さんが打ち合わせ時に当然その分の作業料などを乗っけてくるはずである。もちろんその額は人に歌って貰うより安いはずだ。
人間のブランド問題
ブランド問題もある。曲を歌う存在というのはその曲の看板と言っても過言ではない。同じ曲を大量の人間がカバーすることがあるが、例えば平井堅と米津 玄師と僕が大きなのっぽの古時計を歌ったところで売り上げに大きな開きがあることは想像に難くない。
このように歌って貰う人間の選定によってその曲の行く末は左右される。
その点、初音ミクを採用すればその心配は無い。なぜなら初音ミクのブランド力は以前の記事に書いた通り神話級である。
他の人が歌いやすい
例えばニコニコ動画を見れば分かる通り、初音ミクを使用した曲はある程度再生数を稼ぐと歌い手と称される人が必ずと言って良いほどカバーし始める。これはある意味福音と言って過言ではない。
なぜなら先ほど述べた2つの要素がいっぺんに解消されるからだ。
一つ目のレコーディングめんどくさい問題は歌いたい人間がこちらとは独立して動くため解消される。こちらは歌われた曲をほうほうと聞いていれば良いのだ。
二つ目のブランド問題は複数の歌いたい人間が歌うため、上記の通りそれぞれの持つブランドにより再生数が変動するが、ことニコニコ動画であれば親作品となることによってその全ての再生数を事実上自分の物とすることが出来る。
また、ユーチューブ等で再生数を持つ人間が歌い、あわよくば当該曲のオファーがあったとしても最終的にたどり着く人間は作詞、作曲者である。
一曲創るために概算とは言え30万もかけるのはどうよ?
ともかく、上記のことは「あわよくば再生数が伸びて」と言うのが前提である。*2
残念ながら世の中には埋もれている曲がごまんとあるはずで、その内の一曲に概算とはいえ30万前後のお金を掛けた曲が沈んでいくというのはどうなのだろうか?
賭けるだけの価値はある
この件について個人的感想を言えば、かなり面白い遊びであるとは思う。
30万円を掛けて一曲を創り、その曲がヒットするかしないか見守るというのはなかなかにはらはらする遊びだ。この遊びに勝ったとき得られる報酬というものは際限が無いと言うこともその一因だ。
千本桜でも見れば分かる通りあの使われようでいくら入ってるのか常人には全く想像できない額となる。*3
そして特筆して魅力的なのは、この遊びの勝者となるのは最低でも2人居ると言うことだ。それは作詞者と作曲者が2人に分かれているためで、多分曲の方がよく使われるから作曲者のほうが収入は多いだろう。
無論、負ければ30万が作曲者の懐に入って彼は潤い僕は30万無くなる。しかしながら公開した楽曲の広告収入があるので全額損というわけではないだろう。3千円くらい戻って来るはずだ。
そもそもその過程がメチャクチャ面白い
こうして金銭だけで見ると僕は大損したように見える。
しかしながら、小説を書いてキンドルで公開した経験から言って創作物を世に公開するというのはなかなか代替物を見つけることが出来ないくらいに面白い遊びだ。例え人の手を借りたとしても、手を借りる過程であれこれしたという経験はものすごく面白い物となるだろう。
というか、まじめにヒット作を出そうと画策するのは脳汁が出るくらい楽しい遊びなのではないだろうか?
そう考えると30万は失ってもそこまで痛くない金額になるのではないと僕は思う。
さいごに
当たり前だが上記の理論を地で行くとシンガーソングライターが最強なので、歌い手になるより作詞作曲家ミク使いに成るのが元もコスパがいい。
もし暇なら挑戦してみるのはどうだろうか?