親愛なる読者の皆様へ
僕は最近考えるのです
自分が何者なのか?ということを
自分は何者であるのか?
僕は自分が何者であるのか?と言うことを延々と考えていましたが、どうにも行き当たらない自分に嫌気がさしていました。
きっかけは数年前に身内がある興味深い催しに行くことになり、興味深いから僕も行っても楽しめるものかね?と問いかけると
「ここでは自分が何者であるかを説明できなければ行っても楽しめないと思う」
と発言したのが事の始まりです。
それからというもの、来る日も来る日も自分が何者であるか?を考え続けました。あれでもないこれでもない、取捨選択の繰り返し。次第に何が何だったのかわからなくなる始末・・・
しかし、僕の頭から片時もこの事柄は抜け落ちることはありませんでした。
そうしてこの間ついにギブアップして当の本人に聞いてみました。
あの言葉の意味とは何なのか?それで有れば君は何者であるのか?と。
「カステラの法則」を考える
彼は
そんなことを言った覚えが全くないし、自分は有名大学の名前を借りているだけだ。
だが「カステラの法則」という物があって多分それがニュアンス的に近いかもしれない。
と答えました。
「カステラの法則」という言葉を教えてくれた編集者の友人がいた。カステラが好きだと言い続けていると、人からもらったりして自然と手に入る。自分の欲しいものや目指すことを口に出していれば、チャンスは向こうからやってくる、という意味だった。(『”ひとり出版社”という働き方』西山雅子編)
— 露地温 (@rojion) 2016年1月13日
なるほど、あれですか。
簡単に言うと、「言ってるとそうなるし、周りがそう取り扱う」と言うことです。
少しとっかかりが見えてきました。
これを前述の何者であるかの話に適用すると、自分が何者であるかは発言内容による。と言う話になり、例えば「僕はカステラマン!」と言うと、皆があいつはカステラマンだからカステラ買っていってやるかとなりカステラを買ってくれることになります。
なので、彼が何者であるかは誰がどう見てもカステラマンになります。
なるほど、
自分が何者かは自分の発言内容による
と言うことが言えそうです。
でもなにかおかしいような気がします。何で彼はカステラマンと名乗れるのでしょうか?本当にカステラが好きなのでしょうか?どちらかと言うとバームクーヘンのほうが好きなのかもしれません。
と言うかそもそも自分がカステラマンとか勝手に名乗っていいのでしょうか?
なので僕はこれから自分が何者であるかを決定する最大の「誤解」を指摘します。
自分は何者であるのか?と言う「誤解」
僕は先ほどこう書きました。
来る日も来る日も自分が何者であるか?を考え続けました。あれでもないこれでもない、取捨選択の繰り返し。次第に疲弊しなにも気にしなくなったこともあります。
取捨選択の繰り返し。では僕は何を基準にして取捨選択をしたのでしょうか?
はっきりと言いましょう。親愛なる読者様に嘘はつけません。
僕はこの基準を自信のあるなしで決定していました。
つまり、自分を構成する内面のうち、特に自信のあるものが自分が何者なのか?の解であると定義していたのです。
しかし、冷静に考えてみてください。自分の内面探しをするような時点で自分に自信がないことの現れです。そんな自分がやっとこさ探し当てた内面に自信が持てるでしょうか?
その時の僕が求めていたものはこの自信の無さを打ち砕くくらいの自分の内面です。
まさしくこんな曲がぴったり合うような最高な内面が現れると僕は本気で思っていたのです。
灰色の雲と雲の間にわずかに差し込む光はミュージック
capsule: Sugarless GiRL
最大の「誤解」はここにあり、自分の内面から湧き出てくるものが自分が何者であるかの証拠ではない。なぜなら、すべてに自信がないから何を見てもそれは違うと捨ててしまい、自分が何者であるかわからなく無くなってしまうのです。
昔の僕に対して声を大にして今、はっきりと宣言しましょう。
しみったれた内面ばかり掘り起こしても、
出てくるのはガラクタだけだ!
内面探しはもうやめろ!
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか - Wikipedia
では自分は何者であるか?と言う定義はどこから来るのかと言うと、
もはやそれは自分が決める以外ないのです。
自分はこういう者である、こういうことをしていると言うしかない。
自分の内面に答えはなく、自分の外面に答えがないのならそれ以外の場所、
自分の心にこう聞くしかありません。
自分は何者でありたいのか?
自分はこういう人間でありたい。自分はこういうことをしていたい。
これを自分で信じ行動するしかない。そして周りの人間に言い続けるしかないのだ。
If You Act the Genius, You Will Be One.
天才になるには天才のふりをすればいい
まとめ
もちろん、最初のうちは人に言うことはできないだろう。
昨日ニートだったのが今日エリートサラリーマンになるとか言えば鼻で笑われるだろう。他人の評価がすべてではないとは頭でわかっていても言われると苦しいものだ。
だがそうありたいと願い、行動し続けて最初の一人に勇気をもって宣言した瞬間
自分が何者であるかは確定する
そして願わくば僕があなたの最初の一人でありたい