東屋書店

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そうそうこれこれ!!こういうのが見たかった!! 超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に ~最弱無能の下剋上~2:力水

 

前回の記事はこちら

www.hushimero.xyz

 

総評

ストーリーの都合上展開が一つなので非常にわかりやすく軽快に読み込める

主人公の口調と地の文がブレていて、所々なんだこいつとなる

超常存在のバカ騒ぎっぷりが最高ここだけで読む価値あり

女性キャラにふにゅぅ系が多い気がした一人で十分*1

この調子で突っ走っていってほしい

 

人気作の要素を詰め込みきちんと構成されているが、なぜ主人公がここまでフラッフラしているのかわからない

たまに人間の発想力には限界があって、要素をどのように組み合わせるのかが重要なんだと思う。似通うことは必ずしも悪ではないんだよね。

たとえ構図が陰の実力者になりたくてと同じ勘違い系主人公であっても

前回の記事を見ていただけるとわかる通り、最近アニメ化を果たしている人気作の要素をこれでもかと詰め込んだ印象を受ける。

大体そのような作品は二番煎じと称されてあまりよろしい出来にはならないが、この作品はきちんとまとめ上げている。

 

しかし、この力量がなぜ登場人物の人格管理にまで及んでいないのかがなぞである。読者ならわかると思うが、主人公の精神や口調にムラがありすぎないだろうか。場面場面で違う役者に代わっているとしか思えない。

厄介なのは、このムラがわずかな違和感として醸し出されている点だ。あからさまであれば伏線としてどこかで回収されるんだろうなと思うのだが、このレベルだと作者の人格管理に粗があるとしか思えない。もっとも気になる人と気にならない人がいるだろうからこれ以上の言及は避ける。

 

超常存在バンザイもっと暴れてくれ

本作の見どころは超常存在がどったんばったん大騒ぎする点だ。

1巻は尺の都合上そこまで暴れてくれなかったが、今回は大暴れする。こういうの大好き。

だから、今後もドンドンバシバシ大暴れする展開を見せてほしい。

 

買うかどうか

超常存在がどったんばったん大騒ぎが好きなら買い

 

 

*1:個人的にふにゅぅ系嫌いなだけ

キックの弱さを王道展開と作者の辣腕でまとめ上げるお手本 断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す2:楢山幕府

 

1巻レビューはこちら

 

www.hushimero.xyz

 

総評

1巻で懸念していたタイムリープのネタ切れが顕著

少ないネタでしっかりと乙女ゲーの王道展開でまとめ上げた楢山幕府氏の力量には舌を巻く

3巻を買うのはすこしためらう。乙女ゲー好きなら買い

 

1巻の後半に一瞬出たネタで一冊書き上げる力量に驚く

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す1巻で、タイムリープで使われるネタをすべて出し切るという作者の縛りプレイに、面白さよりはネタ管理大丈夫かという心配が勝った。

しかし、2巻を読んでいい意味で期待を裏切られた。ネタの貧弱さを乙女ゲーの王道展開でカバーし、作者の辣腕でしっかりとまとめ上げた素晴らしい作品となっていた。

 

まさに弘法ネタを選ばずといったところで、ネタに甘えるな基礎に忠実であれと言われている気がした学びの多い作品であった。

 

とはいえ、1巻の引きで使ったネタはすべて消化し終えたので3巻の内容がどうなるかがかなり気になる。もちろん面白さ主体というよりは、ネタが付き切った中で出す3巻をこの作者がどのように作り上げるかというメタ部分で面白さを感じている。

3巻の内容予想を言うと、2巻では1巻の巻末にあった露骨なネタ置きがないため、作中ちりばめられていた娼館に関するネタになりそうだなという気がする。

 

買いかどうか

買うのも良いが、kindle unlimitedになるのを待っても良いかもしれない。

乙女ゲー要素が気に入ったらぜひとも買ってみてほしい