東屋書店

一つのブログは一冊の本である

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2016-04-24から1日間の記事一覧

二人の朝日-創作ショートショート

地平は朝焼けに燃えていた 奴隷は空を見上げまた日が昇ると言って憂いた 革命者は空を見上げまた日が昇ると言って憂いた 一人は早く日が落ちろと 一人は日よ墜ちる事無かれと

読者は弾薬-本は銃-そして作者はガンスミス

何故僕は小説を書こうとしているのか? それはあのいいも言われぬ読書体験のせいだろう。 物語の登場人物になり切り、数々の悪逆を切っては捨ての八面六臂を頭の中で繰り広げたいのだ。 これはある意味代償行為と言える。 現実の自分と来たらどうだ。悪逆と…

革命者の道-創作ショートショート

革命者の道 それは炎天に輝く夜空のようであった。 一人の男が空を見上げ、こぶしを突き出し叫んでいた。 草木は震え、枝はしなり、土砂はその身を強張らせた。 男は立ち上がり歩んでいった。 一歩一歩、踏み均された道を己が再度踏み固めるかのように。 目…

表舞台から消える人達

鬱なんて誰得だ! ハッピーエンドしか許さない!