どうもふしめろです。
長らくお待たせしましたこの投資記事、一ヶ月程間が空いての更新です。
さて、流れから行くとこの二つの記事の商品比較となるはずなのですが、中身を読んでいただければわかるとおり、ある程度コンセプトが一緒だった今までと違いこれらは全く別の商品であります。
であるならば条件が許せば両方買うというのもアリな訳です。ではそのアリな場合、ナシな場合というのはどういった基準で判断すれば良いのでしょうか?
答えは二つを組み合わせたときにどの程度の投資リスクになるかによります。要はどれだけ自分の資金を危険に晒せるか? と言うことです。
アセットアロケーション計算をして投資リスクを見る
アセットアロケーション、資産配分のことを格好良く言ってるだけなのですが様々な資産の複合体であるバランスファンドはぱっと見で投資リスクの判断がしにくく、さらにそれが複数に重なると訳がわからなくなります。
なので、そうした複数資産環境を簡単にまとめてくれる物を先人が作ってくれているのでそれを利用します。
こちらのエクセルシートを使ってセゾンシリーズ二つの組み合わせをしてみましょう。
セゾン投信お墨付きの3パターンと+2パターンを見る
さて、組み合わせを見ると単純に言っても1%刻みでは大量の組み合わせが出てしまうのでどうした物でしょうか?
今回はセゾン投信公式で推奨している下記3パターンを比較に使用します。
10000円投資の50:50、75:25、25:75この3パターンですね。そして一本投資した場合である100:0、0:100の2パターンを加えて計5パターン見ていきましょう。
まずは資産配分のセットアップです。
資産配分のセットアップ
まずは前提として公式で発表している資産配分表記とこのエクセルシートの対応資産が異なるので一部の項目はどれかに内包することになります。
現在のところ
- 先進国株式
- 日本株式
- 新興国株式
- 先進国債券
- 日本債券
- 新興国債券
- 先進国REIT
- 日本REIT
- 新興国REIT
の9資産に対応してます。
また、これらの資産配分は将来にわたって変更される可能性もありますし、そもそも投資は自己責任ですからこの記事の計算結果に僕やエクセルシート制作者が責任を持つことは無く、あくまで参考程度に見てください。
と言うわけでこのようになりました。
北米と欧州は先進国株式・債券へ
新興国と太平洋は新興国株式・債券へ
以上のようにまとめました。
それでは見ていきましょうか。
バンガード100:達人0の場合
このようになりました。まあこの辺は前回前々回でやりましたからそこまで真新しくないかもしれません。まあこれが最低値と言うことでしょう。
バンガード0:達人100の場合
これが最大値ですね。なので上と下の間をゆらゆらするわけです。
これで、単品のリスクリターンが出そろったわけですが、きちんとコンセプト別に出ていますね。
ここからが本題です。二つを組み合わせたときにどういう結果になるのでしょうか?
公式推奨1 バンガード50:達人50の場合
なるほど、リターンは最大値より0.7%ほど減りましたが、リスクが3%も減りました。
リターンはまだ5%も残っていて、コストも少しならされているので非常に手が出しやすいですね。
公式推奨2 バンガード75:達人25の場合
次に75:25ですがこれまた微妙ですね。これだったら最低値のバンガード一本勝負しても良いかもしれません。
公式推奨3 バンガード25:達人75の場合
最後にこちらですが、これも微妙と言えば微妙です。が、19%のリスクをおいたくない人にとってはお手頃感はありますね。
終わりに
今回の結果は個人的に50:50で買った方が良いという結論に達しました。しかしながら人によってはそれ以外の割合の方が良いと言う人も当然いるはずです。
気のある方は他のファンドを組み入れてみていろいろ試行錯誤してみるのも良いのではないでしょうか?
アセットアロケーションについてはこの本が詳しいため、興味があったら購入してみるのも手ですよ。