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奇跡は2度起きる―ニューアークリバティ空港から第一ホテルまで

私の書いた本が出ました!!!

画像生成AIで絵を作りたい人必見です~

 

どうもふしめろです。22時からホテルで24時間ぶりの睡眠をむさぼり、今の時刻は5:30です。時差ぼけを心配していましたが、意外と早寝早起きができました。

しかし、ホテルのレストランが開くのは7:30からニューヨーク行バスが出るのが8:30なので暇なこの時間を利用して日記を書いて行きましょう。

 

Uberを利用とするものの・・・

さて、空港からホテルまでの道のりをどうするかは事前にUberを使うと決めていましたので、さっそくアプリを起動して配車を依頼。ワクワクして待っていると、電話がかかってくる。

 

ハイ!

 

この時点で僕は冷や汗だらだら流して電話に出ました。なぜなら英会話なんて全然できないんですもの。

 

・:」@「2・」@pだf?

 

やべえ・・なに言ってるかわからねえ。その後数分通話をしましたが結局配車をキャンセルさせてもらいました。英会話できないばかりに申し訳ない。Uberを外国で使うなら英会話能力が必須ですね。ネットにはいろいろ英語不要みたいな記事が多いですが、英語で最低限の意思疎通ができない限り海外では使用しないほうがいいと思われます。

 

どちらにしろホテルに行けないことには話が終わらない

さて、さっそくUberの利用に挫折してみたものの、どちらにしろ僕らはホテルに行かなければいけないのでそれでは終われないのです。

気を取り直して、そこら辺に止まっているタクシーにと足を進めようとしたところ、弟がタクシーは正直トラブル起こしそうだからやめたい。公共交通機関で行こうと一言。

ここは、3人の中で誰よりも海外旅行経験がある弟の判断に従いまずは電車までの切符を確保し、空港から出てる無料トラムで乗換駅までGO。

Uberで出鼻をくじかれたため、完全に何をどうするか手探り状態。精神は極限まで張り詰め脳みそがグルンぐるん回ります。さすがに写真なんてとってる余裕がないので一切写真なしで行くのをご了承下し。一応グーグルストリートビューで大体の場所を表示します。

 

こんなよくわからん場所で降りて、ここからバスで11駅乗らないといけない。とりあえずバスはどこだと探し回っていたらなんとバックパッカーらしき人が声をかけてきた。まじかよこえー!と僕が思っていると、弟がスマホで目的地を見せながらぺらぺら話すとついていくぞというではないか、どうやら道案内してくれるらしくそのまま警戒心バリバリ状態でついて行くと、バス乗り場と券売機で切符を買う手伝いをしてくれた。そして最後に彼はこういった。

「僕はニューヨークに行きたいんだ。5ドルくれ」

なるほど、お金がないから人助けして不足分を補うのか。そういうのもありなのね。5ドルを渡して彼と別れたのだが乗らなければいけないバスがいつまでたってもバス停に来ない。

海外だし時刻表通りにいかないとはいえ、さすがに定刻一個飛ばすのってどうなのよ?? しかもアナウンスなし。いいけどさ。

しかし、その長い待ち時間で紙の切符(磁気切符じゃない! 厚紙に文字が印刷されただけ)をぼーっと見ていると、僕の頭に一抹の不安がよぎる。この切符で本当に目的地までつけるのだろうか?

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バスに乗れない

というのも、切符には

1ZONE RIDE

とでかでかと書かれているのだが、僕らが行きたいのは11駅先のバス停だ。仮にバスの運転手がこれを回収するとして、僕らが11駅先のバス停に止まるということをどう知るというのだろうか?

しかも切符にはZONEと書いてある。アメリカではバス停をゾーンで区切るのかもしれない。てか僕が運転手だったら、この数字がバス停数じゃないとめんどくさすぎる。

まあいい。追加料金払えば行けるんじゃねの? という乗りでやっとこさ来たバスに乗り込み、弟が運転手に目的地の話をすると、「この切符じゃいけない。差額を払えxドルだ」と言われ紙幣投入口を指さす。おもむろに5ドル入れると、運転手が「あー釣りは出ないんだが@:・」・」@pp1342」何を言ってるかわからない、そして僕らがあまりにもごたごたしているせいで後ろでほかの乗客がイライラし始める。

そんな状況に耐えきれなくなった僕らはすごすごと退散。絶望に打ちひしがれる。

あきらめてタクシーで行こうか迷うものの、やはりこれはこれで交渉事をやるのは難易度が高いし、何がどうなるかわからない。初日はトラブルを起こしたくないと弟が口を酸っぱくして言う。それには僕も同意だ。

とりあえずここのインフォメーションセンターで聞こう。

奇跡は2度起こる

そうして、インフォメーションセンターを探し当てて順番待ちをしていると、先に話していた黒人が手招きでお先どうぞと横にずれてくれる。センキューセンキュー。

そしてスタッフにここに行きたいんだと話はじめると、ふむふむとパソコンを打ち始めて何やら聞いてくるんだが訳が分からない。この多言語の会話において、聞いてわかる文章と聞いても何を言っているのか分からない文章の差が激しすぎて思考が止まってしまうのは僕だけなのだろうか?

そうして返答に詰まっていると先ほどの横にずれた黒人が「どこから来たの?」と聞いてくる。ウィージャパニーズ。

 

黒人「あ、だったらこのKFJバス停に行きたい?」

 

えええええええええ!!! 日本語しゃべれるのかよ!!

そうして僕らの代わりにスタッフと話し始め、「切符は一人3.50ドル。よし、フォローミー!」

と先導を始めたではないか。しかも、途中の売店で一ドル紙幣を弟に要求し、チップかな? と思ったらそれをコインに両替して「このコインがクォーターだ切符に50セントいるから、これを使え」とまで言ってくる。さらにこの黒人は僕らを先導しながら途中で立ち往生している白人バックパッカーたちに声をかけ、「バス停探しているのか? ならこっちだ」と引き連れていく。

 

僕の”こんなことってあるのかよ”という気持ちがうまく伝わってくれたらいいが、この黒人はチップも要求せずにバーイと言って帰って行ってしまった。まじかよどういうことだ。

しかもこれだけではおわらず、今度はほぼ時刻通りに来たバスに乗り込むと、再度弟がここに行きたいんだけど。と黒人運転手に確認。

 

オケイ、そこまでなら一人3.50ドルだ。3.50、3.50、3.50。だから3人で9.50ドルだ!

 

おい!1ドルどこ行った?

 

いやまて、10.50ドルだろ。と弟が抗議するも9.50ドルと運転手も食い下がる。にっちもさっちもいかなくなったところで運転手が一言。

いいや、とりあえず乗れよ。

言われるがままにとりあえず乗り、席に着くと弟が「さらに厄介なことになった・・・」とぼやく。お金を払わずに先払いのバスに乗っているのだ。どうしたものか。

そうしている間にもバスは延々とこんなところをひた走る。

 バスはどんどんバス停を通過し、ついに次が目的のバス停だ。日本と同じようにストップボタンを押してドキドキ止まっていると、急に後ろの席から声がかかる。弟翻訳によると、

次で降りるのはやめたほうがいいと思うけど?と言っているらしい。

ええええ! なに? 治安が悪いの? しかも、わざわざGoogle翻訳で助けがいる?とか言ってくるじゃないか。もっとも、目的地を告げるとじゃあそこだと太鼓判を押してくれたが、降り際に「君たちはUber使ったほうがいい」と一言。

それができなかったからこんなことになっているんだよぉ・・・

バス停に止まると、なぜか9ドルだと運転手に言われたが「もうその1ドル取っといてくれ」と半ば押し付ける形でバスを降りた。

空港に16時半について、ホテルに着いたのは19時すぎだ。2時間半もかかって、ようやくホテルについた。ここまでの距離15キロちょいなんだぜ?

そうして、近くのスーパーに行ってパンとかを買って就寝し、起床一番にこうしてブログを書いているというわけ。

 

今日も波瀾万丈になると思うけどとりあえず頑張ってきます。それじゃまた