しばらくは感想フィーバーなんかな
エヴァの感想が続々と出そろいつつある。
僕よりも長いことエヴァと向き合ってきた人たちだ。その言葉一つ一つに重みがあり読み応えがある。
かくいう僕も感想を書いているので、是非見ていって欲しい。
よかった、よくなかった、あれがどうだこれがどうだといろいろな感想を見るが、それでもほぼ一貫しているのが、エヴァから卒業ないしは、見る気が起きない、脱力した
的な言い回しだ。
それは、この作品のキャッチコピー
さらば、全てのエヴァンゲリオン。
を愚直に実現させているような気がしてならない。
さらば、全てのエヴァオタク達。
である。
作画の出来とか説得力とか、そんなのは正直二の次三の次であくまでこの作品を見て、エヴァがどうしようもなく終わってしまった。ゲンドウの思いも全部説明されたし、槍がどうのとか全部説明されて、旧劇みたいに意味深なラストもなく、綾波は村に帰ったんだな、アスカはケンスケと暮らしてくんだな、シンジはなぜか真希波と行くんだな。余すとこなくすべての舞台装置の謎が解けて考察するところなんて何一つない。この作品で俺たちが遊ぶところは何一つない*1。と思い知るための作品。
という意味合いではこれ以上ない完成度を誇る。素晴らしい作品だと個人的には思う。
*1:ほじくればあるにはあるけど野暮すぎる