どうもふしめろです。
第三世代VTuberについては去年の三月くらいに語らせていただきました。
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今の僕にVTuberが何たるかと語る意味があるかと問われれば、うるせえ好きに語らせろと宣言させていただきましょう。
実際世代論争など1年以上も昔に置いておくべき話題なのです。
前回の記事で各世代が何の力に支配されるかは確定している問題は力がもたらすその結果だ
このツイートで語った各世代を支配する力については今もぶれはありません。しいて言うなら第二世代を企業の力、第三世代を文化の力に変更するくらいですがニュアンスは同じです。
しかし、問題なのは各世代を左右する力がもたらす結果が第二世代以降当時の僕の考えからは大きく逸脱したものになりました。
当時の僕は根羽清ココロのようなすでに確立している業界から来る刺客のような存在が多数流入すると考えておりました。
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VTuber界隈外部から来た刺客
しかし、第二世代の力は企業の力であり、今現在大きな力を持つ事務所に所属することがVTuberの人気を左右することになりました。
大きな力を持つ事務所は必然的に人気VTuberを多く持っている上に未来への一手を打つだけの聡明さと地力を持っています。そうした事務所に所属することが叶うのであれば人気VTuberのテコ入れを受けることができるため、個人で立ち回るよりもずっと早くに厚いファン層を獲得できるわけです。
簡単に言えば初期のVTuberと同じことを事務所という柵で囲った中で効率的に行っているわけです。
よって、第二世代は業界の力、企業の力によってその人気が左右されるわけであります。(超偏見)
第三世代の力
さて、そうした第二世代を経て次に第三世代が来るわけですが、この第三世代は今まで暗黙の前提とされていた第一第二世代の根幹を無視した存在です。
その暗黙の前提とはコンテンツを作り出すという前提。もっと言えば自らは積極的に何も生み出さない世代こそが第三世代であると言えるでしょう。
彼らは実質的な俳優業を生業とする世代。すでにそのような存在がちらほら出ていていくらか問題にもなっているようですが、その辺は仕組みがまだ整っていないため出てくる問題です。
第三世代VTuberのプロトタイプとしては3Dアニメ制作会社等にモデルと声を貸し出し、3Dアニメ中にVTuberが出てくるというものです。
すでにその先例としてVTuber主演ドラマが放映されております。
第三世代VTuber成立に向けての記念すべき一歩
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3Dアニメ黄金時代の到来
今後おそらく人件費の高騰とさらなる不況により、アニメおよびドラマが3Dアニメ―ションに取って代わられるでしょう。
これはネットフリックスのウルトラマンがいい例です。別に特撮でやってもいいし、それこそアニメでやってもいいのになぜよりにもよって3Dアニメなんでしょうか?
脚本もなんというかよくある戦隊ものみたいな感じで果たしてこれを3Dアニメとしてやる意味がどこにあったのか疑問が残る作品です(もっとも、普通に楽しんでみることができたのでシーズン2を楽しみに待っています)
このような作品が今後雨後のタケノコのように出現すると当然問題になってくるのは制作コストです。
3Dアニメ化により一フレームごとの製作コストは確かに安くなりましたが、今度は初期投資に莫大な金額がかかります。
モブキャラはいいとしてもメインのキャラには当然予算を割かなくてはならず、皆さん知っての通り3Dモデルの製作費は軽く50万100万は飛んでいきます。
運よくヒットして継続的にそのモデルを使用できるのであれば非常に安い一方、万一にでも外した時はその回収もおぼつかなくなるのはどう考えてもきつい。
なので次第に3Dアニメ環境へ値下げ圧がかかってくるわけです。
ここにVTuberが救世主として登場する隙ができます。
俳優としてのVTuber
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何度使いまわしても不自然ではなく、モデル製作期間が大幅に短縮できて、導入費用が安い3Dモデルはないかなぁ。
そう3Dアニメ界は思っているはずです。
ここにVTuberがカモがネギを背負ってきたみたいにこうささやくのです。
僕はもう3Dモデルはあるからこれをこのまま出せばすぐにでも参加できるし、服作るだけだからいつもよりは早いんじゃない?
それに僕はしゃべることができるから声優さんにお願いする費用もいらないし、なんなら僕のチャンネルは20万登録あるからそこで宣伝もするよ。
費用はこれこれで、もし動きもこっちで作るならこれだけプラスするよ。
今回の反応がよければ君のところで作る次の作品にもまた出してくれないかなあ? 多分またこれだけの数字行くと思うよ~?
まあこんなうまい話があるわけないのですが、これに近いことがVTuber事務所から3Dアニメ制作会社への売り文句になるでしょう。
VTuberは自分でコンテンツを作らないで活動ができるのでwin
3Dアニメ制作会社は初期費用が抑えられるかつファンを動員出来てwin
ファンはVTuberの違った一面を見てさらにすこれてwin
三方よしでこれにて一件落着
第三世代は界隈から外に行く
とりあえず色々忘れていただいて、上記の図を見ていただければ僕の言わんとしていることがなんとなくわかるかと。図が下手なのは許して。
第一第二世代は界隈を形作るのに多大なる貢献をしてVTuberという文化を形作りました。
第三世代はその文化を出荷する存在です。
なので、初期のうちはこいつらは何も生み出していない人の上に乗っかっているだけだという意見がポコポコ出てくるかもしれません。
しかし、水は溜めると淀むように文化も溜まればまた淀むのです。
第三世代を生み出し維持できるように第一第二世代は骨を折り、第三世代はその貯まった実りを売りに行く世界を僕は見てみたいなぁと考えて今日はもう寝ることにします。
それではまた。
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